VILLA SIESTA

恩納村,2018

敷地は沖縄県の北部、恩納村。

北部に向かうメインストリートであり、リゾートホテルが立ち並んでいる西海岸に敷地はある。

この地に10数年前に居を構えられたご夫婦が、愛着があるこの地で、かねてからの夢であった宿泊施設を住居の隣で建築するということになった。

求められた要望は3組が宿泊できる施設。それに附随する施設として、バーカウンターにもなりうるフロント、ランドリー、シャワー室、そしてジムという機能とともに、カーテン、家具、家電、食器など、インテリアも含めた提案であった。

まず建物としては既存の素晴らしい庭を活かしつつ、海へのロケーションを確保するため、宿泊機能は2階3階とし、1階は庭と一体化されたピロティー空間とし、開放的な半戸外空間の中にフロントなど客室以外の機能を配置した。

ここでの時間は門をくぐり、一歩施設に入った時から始まる。

1階のフロントでチェックインを済ませ、植物の緑と心地よい風を感じながら2階3階の客室に上がり、客室のドアを開けるまで現実から非現実へ誘う一連の流れを作れるようにイメージしながら計画した。

2階は116平方メートル、2ベッドルームと広いリビングダイニングキッチンを備えた1室、3階には1ベッドルーム部屋が2室。

いずれもリビング及び浴室から東シナ海が一望できる絶景のロケーションとなっている。

インテリアに関しては、モノトーンを基調とし、家電やカトラリーや食器まで、ひとつひとつオーナーと一緒に選定していった。

また今回は、建築・インテリア以外においてもホームページからロゴ、写真に至るまで専門の方々とチームを組むことにより明確なコンセプトをもち、統一性のある施設に仕上がった。

この宿泊施設のテーマが「思い思いの時を過ごしてほしい」というコンセプトであったが、ここを訪れた方々が自然にそのコンセプトを肌で感じてもらえるような建築になったと考えている。

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