スタディールームのある家 恩納村 - 2021

沖縄県の恩納村、リゾートホテルが立ち並ぶエリアでの住宅の計画である。
敷地は先祖から受け継いだ敷地であり、海沿いの道路から少し内陸に入ったところにあり、海の近くではあるがロケーションとしては海が望めるような立地ではなかった。要望としては3人家族のための住宅で、リビングに面したコートテラスがあり、自宅でもお仕事をされることもあるとのことで、収納も充実させたスタディールームの設置を希望された。スタディールームはお子様の勉強などもでき、家族3人並んでも使用できる広さのカウンターデスクである。また、スタディールームはガラスの仕切りでリビングと一体となっており、リビングの様子を伺いながら作業ができ、また、コートテラスまで見渡すことができるため、作業をしながら家族の様子がうかがえる部屋となっている。動線としては家事動線を良くするためにキッチンから直接洗面脱衣室に行けるような動線とし、効率よく家事ができるような配置とした。
工事中に2人目を授かり、4人家族で新居での生活がスタートし、コートテラスでは趣味である植物をインテリアとして配置し、大開口でリビングとつながることにより、天気が良い日などは第二のリビングとしてテラスでのひと時を楽しんでいる。