南城市玉城の家 南城市 - 2021

南城市の玉城、遠くに、山の緑を介して綺麗な海がのぞめる自然豊かな場所に敷地はある。その地に関東から移住をされる家族のための住宅の計画を依頼された。ご家族は4人家族と犬と猫が複数匹。
計画にあたっては、高台ではあるが、1階からは隣地に家があり景色がのぞめないため、1日の中で長い時間を過ごす、リビング、ダイニング、キッチンは眺望の良い2階に配置した。 また2階には家族同様に過ごす、犬や猫たちの居場所や遊び場も用意した。 1階には寝室や、間仕切りを開放すれば廊下と一体的に使える子ども室、また、ゲスト用の和室を設け、水回りも1階に配置した。 移住を決意され慣れない土地での生活が始まるにあたり、できるだけ住まう人や動物たちにとってストレスがないように、人と動物たちの動線を考え、快適に生活できることを考え設計を行った。
近年、生活の多様化と沖縄の都市化により、沖縄に移住される方も増えており、そのような方々のための家も増えていく状況にある。その方達がつくった住宅を、住む人が永く愛せる家にしていくこと。またその敷地、その環境においての財産として永く残していくこと。それが設計者の使命のひとつであると考えている。