しんざとびらのvilla 南城市 - 2022

敷地は沖縄県の南部、南城市佐敷、新里坂(しんざとびら)と呼ばれる坂の中腹の高台で北側に海が一望できる場所に位置する。
沖縄出身で東京にお住まいのお施主様が、帰省した際にくつろげる場所を求められ、この地にセカンドハウスを計画することになった。音楽が趣味で、沖縄でも演奏会を開催されており、帰省の際には音楽仲間での練習の場としても使用できる場所としても利用されている。
建築計画としては敷地が斜面であったため、コストを抑える目的で、基礎部分を倉庫としながら、南側の斜面の上方から見ると平屋として計画し、北側は海を一望できるよう最大限開口部を設ける計画とした。空間のどの場所からも海を望むことができ、帰省のひと時を、東京の喧騒から離れてゆっくりと過ごすことができる、癒される空間ができたと考えている。